歴史の証人
今から98年前の1923年9月1日に関東地方を襲った大地震は、死者、行方不明者
推定10万人超という未曽有の被害をもたらした。
主には、建物の倒壊と火災がその被害を大きくした要因と考えられているが、実は鎌倉
の由比ガ浜で津波が発生し5m~7mの津波が沿岸に到達したことは、あまり知られて
いない。
鎌倉と言えば、大仏さん。 以前は、奈良の大仏さん同様大仏殿の中に安置されてきた
が、そこから室町時代までさかのぼるある日大きな地震が発生。大仏殿は倒壊し現在の
ようないでたちとなったとのこと。
昨日は、防災の日ということで静岡も含め各地で防災訓練が行われた模様だが、歴史を
紐解けば、首都直下型地震でもいろんな要素が加われば、津波が発生しうること、備え
が必要なことを鎌倉の大仏さんが、その大きなお身体でお示しくださっているような気
がしてならない。